CARIES虫歯治療
皆さんは歯科医院で治療を受けて「今日は何をしたんだろう?」と疑問に思った経験はありませんか?痛みや、治療に対する不安・緊張がある上に専門的な説明をされると理解することが難しくなるのは当然です。当院では、そのようなことがないよう患者様のご要望に耳を傾け、わかりやすく説明し、納得して頂いた上で治療を行います。
虫歯治療を始める前に
上記にもあるように当院では、患者様が疑問や不安をお持ちのまま治療が開始されることがないよう取り組んでいます。下記のような疑問に対して、丁寧に説明し患者様にご理解いただいた上で治療を開始していきます。
- なぜ痛んだのか?
- なぜ腫れたのか?
- どのような治療が必要なのか?
- 期間や費用はどのくらい
かかるのか? - など
虫歯の原因について
虫歯は一つの原因だけでできるものではないことをご存知ですか?例えば、甘いお菓子ばかり食べているから虫歯ができた。というように「甘いお菓子」だけが原因になることはないのです。虫歯ができるには4つの条件が揃う必要があり、一つの原因だけで虫歯ができることはありません。
虫歯ができる4つの要素
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歯質
患者様一人ひとりで歯の質が異なるため、もともとの歯質が強い方は虫歯になりにくい傾向があります。
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細菌
お口の中の細菌の数は個人差があり、お口の中の細菌(虫歯の原因菌)が少ない方は虫歯になりにくい傾向があります。
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糖分
甘いものだけでは虫歯になることはありません。お口の中の虫歯菌が甘いものをエサにして、歯を溶かす「酸」を出すことで、虫歯がつくられます。
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時間
以上の3つの要素が重なった状態が長ければ長いほど虫歯になりやすくなります。
虫歯の進行と治療内容
虫歯治療は症状の段階により、内容が異なります。虫歯が進行すればするほど、複雑な治療が必要になります。そのため、なるべく早い段階での受診を心がけ、予防に取り組みましょう。
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C0
見た目には虫歯がない状態ですが、歯の表面が溶けて歯質が弱くなってしまった状態です。基本的には治療をせず、フッ素などの予防ケアを行うことで経過をみますが、何もせずに放置すると進行する場合もあります。
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C1
歯の表面のエナメル質に穴が空いて虫歯ができている状態です。虫歯の部分を削り、樹脂などの素材で埋めることで治療を行います。
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C2
エナメル質より深部の象牙質まで進行した虫歯の状態です。虫歯の部分を削り、樹脂や金属などで埋める治療を行います。
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C3
歯の神経にまで到達した虫歯の状態です。神経を取り除き、歯の根っこの治療を行う必要があり、根っこの治療が完了したあと、人工の歯(被せ)を装着します。
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C4
歯の根っこしか残っていない状態まで進行した虫歯です。残っている部分の多さにより治療内容が異なりますが、残っている部分が少ないと抜歯する必要があります。